いびきと睡眠時無呼吸症の治療方法とは

いびきと睡眠時無呼吸症の治療法のＣＰＡＰとは

　いびきと睡眠時無呼吸症の治療方法で、世界的に採用されているＣＰＡＰという　いびき防止法があります。ＣＰＡＰとは持続気道陽圧法の略称で、寝ている時に　人工呼吸器で気道に空気を送り、気道が塞がらないように、いびき軽減さ方法の　ことですが、注意しなければいけない点があるのです。

いびき軽減法として世界的に採用されているＣＰＡＰなのですが、ＣＰＡＰを使用しただけでは、いびきをかかなくなるわけではないということなのです。

いびきをかくのは原因が必ずあるからなのですが、ノドにも鼻にも障害がない人で、睡眠時無呼吸症の人は、生活の習慣に問題があるといわれていて、肥満の傾向があり、アルコールやタバコの好きな人が多いといわれているのです。

いびきをかく人で肥満の体型の人は、ノドの気道が狭くなりやすく、いびきの原因となっているのですが、アルコールや煙草自体にもノドの気道を狭くし炎症を起こす要因となっているのです。

睡眠時無呼吸症の人にＣＰＡＰを使用するのですが、必ずしもいびきが軽減されるわけではありません。

重要なことはＣＰＡＰを使用し、且ついびきの要因を取り除いていかなくてはならないということで、生活の習慣を改善して、いびきの要因を取り除けば、ＣＰＡＰを使用しなくても快適な睡眠を取り戻すことが出来ると言うことです。

いびきや睡眠時無呼吸症を放って置くと、死にいたる病気といわれていて、車の運転をしている時に突然死をした人は、睡眠時無呼吸症を患っていたと報告もされていますので、家族のためにも睡眠時無呼吸症の解消に努めましょう。

　いびきと睡眠時無呼吸症の治療をする上で大切なことは、症状の検査を行うこと　が重要なことなのです。

　睡眠時無呼吸症の検査は、ポリグラフィーという機器を使うのですが、ポリグラ　フィーを顔や身体に検査器具を装着し、一晩就寝することで、いびきの状態や　　無呼吸の長さ、睡眠時の体位が記録されるのです。

　睡眠時無呼吸症検査結果は、１時間当たりの無呼吸の回数や重症度が判定できる　ようになります。

　無呼吸状態の判定は、１０秒以上の呼吸が停止した場合は無呼吸で、無呼吸では　ないけれど換気量が５０％以下の場合は低呼吸と判定され、無呼吸症重度の場合は1時間に30回以上で、15回から30回の場合が中度と判定され、５回から１５回までが軽度と診断されます。

無呼吸状態の回数が少なく軽度の場合は、マウスピースでいびきが軽減されますので、歯科医にあなたにあったマウスピースを制作して貰います。

無呼吸状態が中度や重度と診断された場合は、ＣＰＡＰといわれている治療が必要で、酸素マスクのようなものを鼻にあてて寝るということになります。

無呼吸重症度が２０回以上であれば、ＣＰＡＰによる治療は健康保険が使えますので、使い方が判れば、機器を病院からレンタルしてもらって、自宅でいびき防止策を施すことが出来るようになります。

　いびきと睡眠時無呼吸症の注意点ですが、そもそもいびきをかく人にとっては、　他の人に迷惑が掛かると言うことでゆっくりと熟睡することが出来ないでいるの　です。

　日本では睡眠中に、大きないびきで呼吸が止まってしまう状態を繰り返す睡眠時　無呼吸症の人は、約２００万人いるともいわれていますが、意外と自覚症状がな　い症状のために、実際に　はもっと多くの方がなっているのではないかというこ　とです。

睡眠時無呼吸症というのは、家族から指摘されて始めて判る人が殆どなのですが、指摘してくれる相手がいない場合は、昼間に良く眠くなってしまう。仕事をしている時や車を運転している最中に眠気が襲ってくる。身体が太り気味の場合など当てはまる場合は、かなりの確率で睡眠時無呼吸症の可能性があるのです。

睡眠時無呼吸症は、心臓病や脳血管の恐れがありますので、早目の防止策が必要で、ノドや鼻に障害がある場合は、外科的な手術が必要となります。

睡眠時無呼吸症でない場合は、ＣＲＡＰ療法で治療するのですが、ＣＰＡＰは鼻にマスクを装着して空気を強制的に送り込む方法で、いびきや無呼吸状態もなくなるというものです。