水虫を予防する工夫
水虫を予防するためには、水虫の原因となっている白癬菌という水虫菌が繁殖しやすい条件というものを知って置かないと中々撲滅できないのですが、水虫菌が喜ぶ環境というのは、温度が15度以上で、湿度が70％以上が快適な条件で、水虫菌が角質層までにするのには湿度が90％以上といわれています。
水虫になっている人が足が蒸れるからといって、ソックスを履かずに靴を長時間に亘って履いていたりすると、汗をソックスで吸収できませんので、靴の中の湿度が高くなってしまって水虫菌にとって快適な環境になってしますのです。水虫の人はできるだけ吸収性の良い、通気性の良い素材のソックスを選ぶようにしましょう。
水虫の活動が活発になるの春から夏の季節の足指の間の温度というのは、35度にもなってしまいますし、湿度も98％に達してしまいますので、水虫が角質層にまで浸透するには絶好の環境となってしまうのです。
春から夏の季節は靴の中の湿度が高くなりがちですので、水虫菌が角質層に浸透する侵入する状態を予防するには、通気性のよいソックスを履くようにして、出来るだけ靴の中の温度や湿度を上げないような工夫をしてあげなければなりません。
仕事をしていると長い時間、靴を履き続ける場合が多いのですが、そんな場合は出来るだけ抗菌処理されたソックスや五本指用ソックス、抗菌処理した中敷などを利用されることをおすすめします。
水虫の人は普通のソックスのしたに通気性の良いソックスを重ね履きをすると汗の吸収が良くなって湿度を上げなくて済みますので試してみてください。
水虫の人が一人家族にいると、絨毯や畳、スリッパ、足ふきなどから水虫菌が撒き散らされてしまいますので、出来るだけ家の中でもソックスを履くようにしましょう。それと家族の方も出来るだけ1日1回は足の裏を洗うようにして頂くと感染を防ぐことが出来ます。
水虫の治療を自宅でする方法
水虫というのは、一旦水虫になってしまいますと再発を繰り返したり、いつまでも治癒しないものなのです。
そこで、なかなか治りにくい水虫退治に効き目のある自宅でする治療方法をご紹介します。
まず、料理に使用するお酢ですが合成酢ではない醸造酢を薄めずに洗面器に1ｃｍ位用意してください。
醸造酢を入れた洗面器をお湯で温めてます。温度は足を入れて温かいと感じられるくらいがよいです。醸造酢が入った洗面器に足を15分間位浸けて置きます。これを毎日1ヶ月間くらい続けてみてください。足を浸けた醸造酢は3回程度は使い回しが出来ます。
醸造酢はどうも苦手という人には、香りの良いアロマ療法をご紹介します。
アロマテラピーで使われているティートリーという精油を使います。ティートリーは、殺菌作用や精神安定作用があるとされていて、花粉症に効く香りとして注目されているのですが、ティートリーの持っている殺菌作用を活用します。
洗面器に40度ほどのお湯を入れてティートリー精油を３〜４滴 垂らし、足を15分間ほど浸けて置きます。これを1ヶ月ほど続けてみてください。
ティートリーは、口臭予防や歯周病などにも効果があるとされていますので、色々と使い道がある精油です。
ティートリーが中々手に入りにくいという方には、ひねしょうがを使った水虫療法を紹介します。
ひねしょうがを１個分位を摺り下ろして、小さい布の袋に入れて、洗面器に少々熱めのお湯を注いで、しょうがの袋をその中へ入れて、15分間ほど足を浸けます。ショウガ湯は血行をよくしてくれますので、1ヶ月間ほど続けてみてください。
水虫の治療薬の効果的な使い方
水虫の治療薬を塗布するポイント
水虫は皮膚に出来るカビのようなものですから、水虫の治療薬を塗る時は、入浴で足を洗った後の足の指に水分が含んでいる時が一番良いのです。
水虫の治療薬を塗るポイントは、目に見える水虫になっているところだけではなく、広い範囲に亘って塗るようにしましょう。
市販の水虫治療薬には、液状タイプやクリームタイプ、ゲル状タイプ、スプレータイプなどがありますが、どれも効き目に差があるわけではありませんので、使いやすいタイプのものを、じっくり根気よく、長期間治療することが、完治させるポイントです。
水虫の病院の選び方
総合病院などは皮膚科がありますので、専門医がいますが、診療所などの開業医の場合は、皮膚科の専門医の資格を持っているか確認しましょう。
水虫なのか、他の皮膚疾患なのかは、専門医でないとなかなか判断が難しいですので、きちんと原因を見極めるためにも専門医に診察をして貰うようにしましょう。
爪水虫の治療薬の内服薬
爪水虫の治療薬での飲み薬ですが、グリセオフルビンやテルビナフィン、イトラコナゾールといった三つの種類があります。
グリセオフルビンは、３０年以上も治療薬として使われてきましたので、安全性が確立していますし、安価な治療内服薬ですが、効果の点では今ひとつです。
爪水虫の場合は、これまでの内服薬ですと１〜２年の服用が必要でしたが、テルビナフィンの場合は、1日1回で半年間の服用になります。
半年間の服用は、爪の先に少し白い部分が残りますが、薬の服用によって爪が１回生え変わると白い部分が治ります。
爪水虫の内服薬の副作用ですが、肝臓に負担が掛かりますので、服用する前と服用1ヶ月後、2ヶ月後と6ヶ月後に採血による肝機能検査を行うようにしましょう。
爪水虫の治療薬の内服薬の注意点
爪水虫の治療薬の内服薬を服用する場合の注意点ですが、シメチジンという胃腸薬やリフアンピシン、ＥＰホルモン剤、三環系抗うつ剤、シクロスポリンとの併用は出来ません。
特にシメチジンは、胃薬として市販されているので
市販の胃薬は、医師に相談なしに飲まないでください。
イトラコナゾールの場合は、１回４カプセルを１日２回、１週間続けて服用し、３週間服用を中止して、これを３回繰り返します。
イトラコナゾールの場合の服用期間は、２クールプラス１週間のため、爪が１生え変わるまで１〜２年かかります。
イトラコナゾールも副作用による肝機能異常が出る可能性が有りますので、服用を開始する前と開始1 ヵ月後、2 ヵ月後に一度肝機能の検査が必要になります。